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抵抗しない柴犬のギモン

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無抵抗と我慢の違いを理解しておこう

犬を飼育している時に注意をしたいのが、抵抗をしないから飼い主の言うことを理解して従っているというわけではないということです。
とはいえなかなかその判断が難しいところではあるのですが、物言わぬペットを相手にするからこそ普段の様子からしっかり観察をしていきたいものです。

犬という動物は本来社会性の高い性質を持っており、野生で生活をしている時には生活共同体となるグループ内の序列に従った行動をしていきます。
狼の群れなどを想像してもらえればわかりますが、群れの先頭にはリーダーとなる一匹がおり、他の狼たちはそのリーダーの進む方向に付き従っていくことになります。

よく犬のしつけの基本として「飼い主は犬のリーダーになること」が言われます。
これは犬にとってはリーダーとなる存在に付き従うことこそが精神的な安定になり、人間の生活をともにしていく時にしっかりリーダーの存在がいてくれることで自分自身を律して行動することができるからです。

問題は犬を飼育している家庭において、リーダー的な存在を認めることができないという時です。
これには大きく二種類があり、まだその新しい環境に来たばかりで誰がリーダーなのかがわからないという時と、群れ(家族)の中でその人が本当にリーダーかを考えあぐねているという場合とがあります。

そうしたリーダーを認められない犬がよく見せるのが無抵抗な態度です。
犬における無抵抗というのは、本来的な意味での無抵抗(抵抗しないで従う)場合と、我慢をしているという場合とに分かれます。

問題になるのは後者の我慢によって一見抵抗していないかのように見える状態で、その場合ちょっとした拍子に自分の方がリーダーにふさわしいと考え、突然飼い主の言うことを聞かなくなってしまいます。
一旦言うことを聞かなくなった犬というのは人間に対して非常に攻撃的な態度をとるようになりますので、エサやトイレのしつけを守らなかったり、何か指示しようとする人間に対して吠えたり噛み付こうとしたりしてきます。

柴犬における無抵抗な態度の種類

犬の無抵抗な態度は柴犬では特によく見られると言われます。
柴犬というのは海外から来た品種と比較して、賢い知能を持つ反面どこか冷めたような一歩引いた態度をすることがよくあります。

言い方は悪いですが若干陰湿なところもありますので、過去に暴力や嫌がらせをしたことをずっと覚えていて、それが無抵抗や後の日の反撃になっていったりします。

無抵抗なときの柴犬は、人間の命令に対して言うことは聞くもののしぶしぶやっているような、陽気さの感じられない態度で動きます。
柴犬においてはしつけのときに暴力などでおさえこむとこうした無抵抗な態度になることが多いので、トレーニングはしっかりコミュニケーションを取りながら行いましょう。