1. >>
  2. >>
  3. BL出版の「シバ犬のチャイ」
BL出版の「シバ犬のチャイ」
BL出版の「シバ犬のチャイ」

BL出版の「シバ犬のチャイ」

投稿者:

いろいろなポーズがかわいい柴犬のチャイの日常を描いた絵本

犬をメインとした絵本はありますが、この「シバ犬のチャイ」はメルヘンチックな印象ではなく、より現実的で犬の日常を知ることができる絵本です。
作者は長谷川義史さんで、自分の愛犬を描いている、とても愛情がこもった絵が魅力です。

最初は子供たちが犬をねだったことから犬を飼い始めたという作者の長谷川さんでしたが、今までは猫を飼ったことはあるものの、犬を飼うのは初めてでした。
そして、犬を飼うのであれば絶対柴犬と決めていたということで、子どもたちは違う犬種を希望していましたが、そこは父親の権威を通して豆柴のチャイを飼うことになったのです。

今まで飼ってきた猫とは違うしぐさや表情をする犬の様子を毎日じっくりと眺め、それを描いている絵本なのですが、チャイの様子が実にユーモラスでかわいいのが魅力です。
うつ伏せしている時や立ち止まって飼い主を見ている表情などは、とてもチャイの感情が伝わってきて絵本であるものの、本当のチャイの様子が理解できます。
また、飼い主としてチャイに持つ愛情があふれていて、その柔らかい絵のタッチが如実に物語っています。

家族とチャイの触れ合いがほほえましい

「シバ犬のチャイ」は、単にチャイの姿を描いているだけではありません。
飼い主とその家族との触れ合いをメインとしていて、ほほえましい姿が絵本から見て取れます。

最初は子供たちが犬を飼いたいと言い出したということで、散歩などを自分たちで行っていましたが、次第に飽きてしまったのか散歩の人は作者である長谷川さんの手にうつっていきます。
その流れの中で長谷川さんがどんどんチャイへの愛情を深めていき、長谷川さんがメインでチャイを飼い、その周りで家族がチャイと仲良くしていくという図になっていきました。
こうした関係性もとても興味深く、楽しくほのぼのとした感じで見ていられます。

シバ犬のチャイの歌を作ったのが最初

シバ犬のチャイは、いきなり絵本になったわけではありません。
絵本ができる前には、シバ犬のチャイをテーマにした歌を作っていて、CDまで出しています。
このCDを聴いて、非常に心に残るメロディーだったため、この歌をイメージにして絵本が出来上がったのです。

絵本の誕生話もとても興味深いものがありますし、なんといってもチャイを描くタッチの柔らかさが人を引き付けていますので、犬好きの人を中心にこの絵本への人気が高まっています。
他の動物をテーマとした絵本とはちょっと違う感じで新鮮な気持ちで読めますし、子どもだけでなく大人でも楽しめる内容の濃いものですので、ぜひ一度手に取って読んでみることをおすすめします。